人の心はだませないと
実感する出来事がありました。

ある朝起きると

母から猫が倒れたとのメッセージが

入っていました。

もうかなりの高齢なので

いつかはこういった連絡が

あると覚悟はしていたのですが

今年こそは帰国しようと思ってた矢先だったので

前倒しして帰ろうと思い

すぐに帰国に必要な手続きを調べました。

でも調べていくうちに

あまりに時間と労力がかかることが分かり

やはり帰れない。

これが人間のことならば

何としてでも帰るのだけれど。

またコロナ禍でなければ

明日にでも飛行機に飛び乗っていたでしょう。

悲しい気持ちで母と話しを終え

電話を切った瞬間

丹田の辺りがゾワゾワして

体に力が入らなくなり

立つこともままならなくなりました。

そうしているうちに

体が震えだしたのですが

頭ははっきりしていて

一体何が起こっているのかを

必死で考えようとしていました。

その後2時間ほど体の震えが止まらず

頭はズキズキし体中は痛く

身の置き所がないほどでした。

偶然、在宅勤務だった彼に

「ストレスだ。」と言われて初めて

あ~そうなのかもと思いました。

いわゆるパニック発作ですね。
※突然理由もなく動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作のこと

まさか自分の身に起こるとは。

私にとって実家のネコは家族で

仕事で嫌なことがあった時も

彼がいたから頑張れた。

帰れるのに帰らないのと

帰りたいのに帰れないのは

全く違うもの。

こんな状況だから仕方がないと

脳をだましたつもりだったけど

心は納得していなかった。

その後も体中が痛く

ご飯も食べたくなく

体調が完全に戻るまで

一週間近くかかりました。

今の状況下で

ストレスを抱えていない人はいません。

『ポジティブにいよう!』と

どうか思い過ぎないでください。

私は普段から

そんな風に思ったことは

全くありませんでしたが

やはり我慢の限界がきたのでしょう。

限界がきたからと言って

どうすることもできないのですが。

今年こそは帰国!と思っていたので

気が緩んでしまったのだと思います。

 

同じような思いでいる在外邦人の方は
たくさんいらっしゃると思います。
状況はなかなか変わらないですが
日本語で話すことで少しは気持ちが
晴れることもありますので
そのような時は
どうぞカウンセリングをご利用下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

橋本真弓
橋本真弓くれたけ心理相談室(ベルギー エノー支部)心理カウンセラー
ご自宅への訪問(ブリュッセル・その他地域)・オンラインカウンセリングを承っております。お気軽にお問合せ下さい。

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