嗚呼外国暮らし

外国で暮らしていると言うと
必ずと言っていいほど
「すごい」と言われます。

私もベルギーに来て知り合った
日本人の方に
何年住まれているのかを聞いて
数十年と言われた時に
「すごいですね」と言いました。
その方は
「すごくないよ」と言われました。

その頃の私は
本当にこの国で
この先何年も暮らして
行けるのだろうかと
毎日考えていたので
何年も暮らしている方に
そんな風な言葉がでたのだと思います。

旅行に行くのと
暮らすのは全く異なるもの
分かっていたはずだけど
外国生活の辛さを実感するのは

『体調が悪いとき』

普段は何とか乗り越えていけることでも
身体の調子が良くないときは
全てが崩れ去ってしまいます。

そして、そんな時必ず
食べたくなるのは和食。
その和食さえも
簡単には食べられない。
この時ほど
日本に帰りたいと
思うことはありません。

嗚呼外国暮らし

橋本真弓くれたけ心理相談室（ベルギーエノー支部）心理カウンセラー

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