お寿司は今や日本だけにとどまらず、世界中の多くの国で食されています。
20数年前にイギリスに留学していた時はまだ、
生魚を食べるなんてありえないような言われ方をしていたのに、
いつ頃からか、アメリカでカリフォルニアロールが流行りだし
イギリスや欧州でヘルシーフードとして食べられるようになりました。
最近では、私が住む郊外の町のスーパーでも普通に見かけるぐらいです。
私にとってお寿司とは、様々な種類のお魚のにぎりや細巻き、太巻きや軍艦巻きなどですが、
海外で食べるお寿司は、私が慣れ親しんできたものとは、少し違ったものもあります。
でもそういったお寿司しか知らない人であれば、それがその人にとってのお寿司なのです。
例え私がそれは日本で言うお寿司じゃないと思ったとしても、
その人にとっては慣れ親しんだ味のそれがお寿司なのです。
(日本で生まれ育った者としては、色々とケチをつけたくなりますが(笑))
これは物事の考え方や捉え方でも言えることだなと思っています。
周りの人からすると、そんなのおかしいんじゃないの?と感じたとしても
それはその人にとっての事実なので、それをおかしいと指摘されたとしても
納得するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
自分にとってのお寿司が、他の人にとってのお寿司ではないことがあると知っていると、
ちょっぴり気持ちが楽になるように感じられます。
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