うちのアイドルが寝起きに膝の上にのってくると
可愛すぎて平静を装えない心理カウンセラー 橋本真弓です。

 

ある日曜の午後、玄関のチャイムがなりました。

うちの相棒が玄関を開けるとそこには見知らぬ男性が立っていて

「今日眠る場所を確保するために50セント(約70円)でもいいのでもらえませんか。」と。

 

私がベルギーに来て驚いたことの一つに

ブリュッセルなどの都市では

スーパーの前、駅構内、電車の中などでお金を恵んで欲しいと言ってくる人が多いこと。

小さな子供と両親、足が不自由で杖をついている人、妊婦さん等々。

来た当初は、その人たちをみて心がとても痛みました。

そんな私を見て相棒は何も言いませんでしたが

ある時、足が不自由だったはずの人が、杖を抱えて普通に歩いてるのをみたり

妊婦さんだったはずの人がそうじゃなかったと知ってショックを受け

何よりもそれを特に隠そうとしていないのにも驚きました。

それを彼に言うと、全員とは言わないけれど、そういう人の方が多いと。

そんな経験があってから、私も余程のことがない限りお金を渡しませんが

スーパーの外壁工事があって、入り口が分からずウロウロとしているときに

ホームレスのおじさんが、入り口はあっちだよと教えてくれたので

その時は、お礼の気持ちを込めて渡しました。

 

そして相棒が家に入ってきて、50セントある?というので

彼がお金を渡そうと思うなんて珍しいなと思いつつ50セントを渡すと

自分の財布も探し始めたので、どうしたのかと聞いてみると

「嘘をついているようには思えないから、もう少し渡してあげようかなと。」

それならばと2ユーロを渡しました。

その男性は私たちがなかなか出てこないので、あきらめて行こうとされていましたが

お金を渡すと、表情が和らいで「ありがとう。良い一日を!」と言ってくれました。

助けを必要とされている人には

心をつなげることができるといいなと思った日曜の午後でした。

つながり

 

 

 

 

明日も良い一日でありますように。

 

投稿者プロフィール

橋本真弓
橋本真弓くれたけ心理相談室(ベルギー エノー支部)心理カウンセラー
ご自宅への訪問(ブリュッセル・その他地域)・オンラインカウンセリングを承っております。お気軽にお問合せ下さい。

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