先日、飛行機を利用したときのこと。

飛行機が空港に到着し
扉が開くのを待っていると
私の前にいた男性が
カーディガンを着ようとされていて
それが目に入った瞬間
思わず手がでていました。

その男性の驚く顔をみて我に返り
「お母さんじゃないんやから。」と
自分に突っ込みました。

 

そこでなぜ思わず手が出たのかと言うと
私の並びの窓側の人がお手洗いに行くとき
席を立ち、何気なく前の席に座っていた
その男性のギプスをはめている腕が
目に入っていたからだと思います。

私は、昔自分が嫌がっていた
大阪のおばちゃんになってきたわと
思うことが多々あるこの頃。

 

この話しには続きがあって
飛行機を降りて
空港の外にでる通路を歩いていると
前にその男性が歩いていました。

私は少し恥ずかしかったので
歩くペースを落としたのですが
彼は私に気がつき
エスカレーターに乗ると
私の方に振り向き
満面の笑みを送ってくれました。

それがとても嬉しく
私も満面の笑みを返しました。

なんとなくその男性はオランダ語圏の
ベルギー人だろうなと思っていた私。
(その理由はフランス語圏(ワロン)の人ならば、確実に機内で会話が始まっていたはずなので)

出口の所で係の人に
オランダ語(フラマン語)で
話しかけていたので、やっぱりと。

フランダースのベルギー人は
とても真面目な人が多い印象なので
私は迷惑だったのではないかと
少しドキドキしていたのです。

言葉はなくとも
笑顔だけでも気持ちというのは伝わりますね。

旅の終わりの素敵な出来事でした。

夏の庭

 

投稿者プロフィール

橋本真弓
橋本真弓くれたけ心理相談室(ベルギー エノー支部)心理カウンセラー
ご自宅への訪問(ブリュッセル・その他地域)・オンラインカウンセリングを承っております。お気軽にお問合せ下さい。

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