私はスペイン語を全く勉強したことがなく
知っている言葉は
「こんにちは」「ありがとう」「元気ですか」のみ

バルセロナは観光都市なので
大抵の場所で英語が通じますが
私が行ったカフェでは全く通じず
自分が飲みたいコーヒーを
注文するだけでも一苦労だったり
スーパーでの支払い時も
カードが反応せず
ペラペラと何か言われてるのですが
想像するしかありませんでした。

これは全く私の勉強不足で
英語が通じると
高をくくっていたからです。(反省)

こんな風にちょっとした
ハプニングがありましたが
どうしようと不安になったりは
全くしなかったのです。

これはイギリスやベルギーで
住み始めた時も同じでした。
全く言葉が分からないのに
臆することなく一人で出かけていました。

しかし、言葉を学び始めて
少しずつ相手の言っていることが
分かり始めると
なぜか一人で出かけることが
怖くなったのです。

決まり切った言葉は
何度も使うので
すっと口から出てきます。
すると相手は私は話せるものだと思い
普通に話してくるのです。当然ですが。

そうするときっと私の中に
分からないというのが恥ずかしいという
感情が湧いてくるのでしょう。
だから怖いのです。

相手は私が言葉が分からないことが
恥ずかしいと思っているなど
知る由もありません。
ただ、私がそう思っているだけなのです。

これは言葉の問題ではなく
気持ちの問題だったのです。

その事に気がついてからは
理解できなかったときは
「ゆっくり話して下さい」とか
「フランス語がまだよくわかりません」と
素直に言えるようになりました。

すると大抵の人は
ゆっくり分かりやすく話そうとしてくれます。
しかしながら意地悪な人もいます。
その時は
やはり悲しくなりますが
分からないのだから仕方ないと
言い聞かせ
必要ならば翻訳アプリを使います。
それでも心がザワザワするときは
この人は今日どんな嫌なことや
悲しいことがあったのだろうと
想像を膨らましています。

カフェ

 

投稿者プロフィール

橋本真弓
橋本真弓くれたけ心理相談室(ベルギー エノー支部)心理カウンセラー
ご自宅への訪問(ブリュッセル・その他地域)・オンラインカウンセリングを承っております。お気軽にお問合せ下さい。

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