先日、風邪で寝込んでいるときに
玄関のチャイムが鳴り出てみると
男性がたっており
早口で何か言われました

その方はこちらでは珍しく
ユニフォームを着ておられたので
電気ガスの検針だろうと思いましたが
頭が全く働かなかったので
「フランス語がよく分からないので」と言うと

「ここはベルギーでワロン地方なのに?」

 

この時私はハッとさせられました
今まで私は「フランス語が分からない」という言葉は
まるでそれで全てを許してもらえるというような
免罪符のように使っていたのではないかと

ベルギーの家族や周りの人たちは
私のフランス語の上達を認めてくれ
自分たちも英語や日本語を学んでくれたりする

その優しさが当たり前だと思い
ずっとその中にどっぷり浸かって
そこから抜け出すきっかけを
自ら掴まずにいた

ときに厳しい言葉も優しさである

 

その男性はそう言いつつも
検針のハガキをポストに入れておくよと
ウィンクしながら去っていかれました

 

投稿者プロフィール

橋本真弓
橋本真弓くれたけ心理相談室(ベルギー エノー支部)心理カウンセラー
ご自宅への訪問(ブリュッセル・その他地域)・オンラインカウンセリングを承っております。お気軽にお問合せ下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です