久しぶりに父の夢をみたので、父の話しをしようと思う心理カウンセラー 橋本真弓です
11月は11年前、他界した父の誕生日月で
いまだに彼の誕生日は私にとっては特別に感じる日です。
30代後半、人生を一人で生きて行く覚悟をして
色々と準備を進めていた矢先に父を亡くしました。
葬儀が終わり、自分のフラットに戻った夜、強烈な孤独感に襲われ
翌朝、仕事に向かう途中人とすれ違うたびに
「この人は私がどんな悲しみの中にいるのか知らないんだ。
この悲しみは私一人で背負わないといけないんだ」と思いました。
それから毎週末、実家に帰り母と時間を過ごしながら
父の話しをしているとき母は、生前の父の良かったことしか話さないのです。
子供の私からみた両親は決して、仲の良い夫婦ではありませんでした。
母はよく父に対する愚痴を私に話していましたし
子供ながらに、嫌なら離婚すればいいじゃないと思っていました。
その母が、父は素晴らしい人だったというのです。
母も父を亡くしてから気づいたのかも知れませんが。
それを聞いて結婚なんてなんの意味があるの?と思っていた私は
「夫婦とは分からないものだな。不思議な関係だな。」と思い
私が考える仲のいい理想の夫婦像を両親にあてはめようとしていたことに気づきました。
そして、夫婦というのは様々な形があり
外からは決して分からないことがたくさんある。
それ以降、一人で生きていくと頑なにならず、心柔らかに
縁があれば、誰かと人生を生きていきたいと思えるようになりました。
明日も良い一日でありますように。
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