くれたけの4月のお題は「あなたの好きな人を紹介して下さい」です。
私がご紹介したいのは緒方貞子さんです。
彼女の存在を知ったのは
第八代国連難民高等弁務官をもうすぐ退官される頃でした。
80、90年代は様々な理由から多くの難民が発生し
日本でも度々報道されていましたので
自分たちが住んでいる場所を追われる人が
この世の中に存在することを知り衝撃を受けました。
彼女について書かれた本や
ご本人のご著書を読んだのは20代の頃。
全ての人を助けたいと思う中で
それが出来ない現実と向き合い
孤独の中で決断をしなければいけないことがある。
彼女のような揺るぎない信念を持っていなければ
到底成しえないこと。
ゆらゆらと揺れていた当時の私にとって
彼女のような世界に生きる人だけが
必要なことだと思っていましたが
「自分の信念を持つ」ことは
どんな人生であっても大切だと
年を重ねるごとに実感しています。
女性には男性と違うサイクルがあるの。だから焦って目標を決めてしまうより、自分のサイクルで生きながら長期戦でかまえた方がいい。
~緒方貞子という生き方 黒田龍彦著~
この言葉は今の時代でも十分に通用するように思えます。
彼女は恵まれた環境にあったから
仕事と家庭をうまく両立することが
できたと言われる方もいらっしゃいます。
確かにそうかも知れません。
でも彼女贔屓の私には
その時に何がベストなのか
今できることは何かを常に考えて
人生の選択をされてきたからこそのように思えます。
緒方貞子さんのことを語り始めると
きりがないのですが
私の人生に大きく影響を与えた人の一人として
今回ご紹介させて頂きました。
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