私の母は働くのが趣味のような人で
昔からずっと仕事をしていたので
母とゆっくり面と向かって話した記憶はなく
いつも母の手伝いをしながら
学校であったことなどを話していました。
それはそれでいいのですが
ときには仕事をする手を止めて
聞いて欲しいと思ったことも。
そんな風に思ってたはずなのに
私自身も家族に対して
同じようなことをしていることに
気がつきハッとすることがあります。
そして
一分一秒を争うほどのことでは
ないんだから
その手を止めて、顔をみながら
話しを聞いてもいいんじゃないと。
たった5分、10分のことでも
聞いてもらえた満足度は
何十倍にでもふくれあがることを
私は知っているから。
一方で
俳優の片桐はいりさんの
エッセイ本の中で
朝から晩まで忙しく動き回っていた
母親の背中に向かって
どうすれば
今日学校であった出来事を
手短におもしろおかしく語れるかを
いつも考えていたと書かれているのを読んで
こうやって子供の才能が
花開いていくことも
あるのだなと思う今日この頃です。
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